第28回日本胆膵病態・生理研究会当番世話人
福岡大学医学部 外科学講座消化器外科 教授
山下 裕一
ご挨拶
この度、第28回日本胆膵病態・生理研究会の当番会長を拝命し、平成23年6月18日(土)に、 福岡市にあります福岡大学病院の福大メディカルホールにおきまして開催する予定です。本研究会は、平成21年までは 「日本胆膵生理機能研究会」として広く知られてまいりまいたが、平成22年度の弘前大学の中村光男教授の当番会長の ときに第27回日本胆膵病態・生理研究会として新たな名称で開催されました。このたび歴史と伝統のある本研究会の 第28回研究会を福岡の地で開催させていただくことを誠に光栄に存じます。
現在、消化器病学が目覚ましく進歩し、その研究や診療内容が多様化しています。種々の画像診断学の進歩や病態 並びに生理機能の解明が、これらの領域の診断法や治療法に大きな進歩をもたらしています。本研究会は、胆道、膵臓 の病態、生理に関する研究を行いその進歩を図ることを目的とする趣旨で活動を行っています。第28回日本胆膵病態 ・生理研究会を開催するに当たり、これらの分野の研究者の先生方に日頃の研究をご発表していただきたいと存じます。 そして、これらの分野の臨床や基礎研究を志す先生方にご出席いただき、診断や治療の発展の基本となる胆膵の病態と 生理機能を学ぶ機会を提供できる場になれば望外の喜びであります。
今回の研究会の主題は、「病態生理に配慮した胆膵疾患の検査、治療、手術」「胆膵疾患の検査、治療、手術におけ
る安全な患者管理方法」「胆膵の病態と生理に関する研究・話題」の3題を企画致しました。多数の演題のご応募とご
参加を心よりお待ちしています。胆道と膵臓分野の第一線の先生方のご講演を予定いたしています。これらの分野の診
療と研究に従事している若い先生方の多数の参加を期待し、実りある討議がなされると共に今後の活動のプラスとなる
ような会にしていただければと考えています。
今回の研究会が会員の皆様方にとりまして実り多きものになりますように鋭意準備を進めております。向夏の福岡では
ありますが、近隣に訪れるに適した施設や地域が多数ありますので充実した時間を過ごしていただければ幸いです。